Feb 12, 2012

Washi

これは紙?布?とよく聞かれるのが
愛用の定期入れである。

答えは紙。正しくは手漉き和紙である。

それは破れては買い替えるを繰り返しながら、
使い続けている富山の桂樹舎のもの。

富山の伝統工芸である八尾和紙は「富山の薬売り」
がかばんに使用していたほどの強度で、使いながら
そのつよさを実感する。

今回は1年半、毎日酷使した結果、とうとう
角がすり切れてしまったので新しいものに交換。

右下のまゆ柄が新しいもの。


おろしたての時は紙らしいざらりとした質感で、
輪郭もすっきりとしているが、使い込んで
手に馴染んでいくうちに艶が出て柔らかくなり、
何とも言えない風合いを醸し出す。

そしてその結果が、これは紙なのか?布なのか?
という疑問を抱かせることとなる。


吉田桂介さんによってデザインされた絵柄は
見ているだけでとても楽しい。
そのデザインが和紙に型染めされる事でさらに
柔らかな表情となり日々のあたふたした時間を
ひととき和らげてくれます。