Feb 18, 2013

☐ + △

三角屋根を見つけるとついつい手がのびる。


蓋があるもの全般に弱いけれど、
特に三角屋根を擁しているものに弱い。





陶製のものはどちらも沖縄のもので、
我が家にとって守り神のような存在。
小さな厨子甕は上江洲茂生さんの作品で
大胆さとおおらかさが共存。
穏やかな気配でいつも見守っていてくれる。


木製のものはアジアのどこかの国
(失念してしまった・・・)のもの。
屋根の4辺のうち1辺の中央と土台の部分を
釘留めてしていて、屋根をくるりと廻して
開ける仕様。
開ける動作が特に楽しい。


一番の楽しみは中に何を入れようか考える時。
ガリバーのように屋根を開けたり閉めたりしては
相応しいものを考える。


それぞれの屋根の下では今日も小さな住人たちが
賑やかに暮らしているのです。



Feb 3, 2013

Austrian hat

こんもりと愛らしい横顔。





1903年に創業したオーストリアの
Muhlbauer のフェルト帽。


堅牢そうな容姿だが、実際にかぶってみると
良い具合に頭になじんで、しかもあたたかく
冬場の頼れる相棒である。


緑色のフェルトと羽飾りはオーストリアならではの
チロル帽を連想させ、どこか牧歌的である。
まあるいクラウンと小さなツバの不思議なバランス
も愛嬌がある。


その横顔を眺めているとだんだん生き物のように
見えてきて、時々こっそり動いているのでは
ないだろうかと密かに思っています。