Apr 21, 2013

umanome

この渦巻きを馬の目と呼ぶなんて、
名付けた人はセンスがある。


本来は馬の目を描いたものでは無いそうだが、
言われてみると確かに馬の目に見えてくるから
不思議だ。





模様や色の呼称は知れば知るほど
本当に面白い。


この馬の目皿は明治辺りのものだそうで、
高台は無くべた底。なので底に厚みがあり、
小皿だけれども重みがある。


くるくると流れるように描かれた馬の目模様は、
描いた職人さんのリズムにのった筆使いまでも
見えるようで、思わずなぞってしまうのです。


Apr 4, 2013

nereus

JOHANNA GLLICHSENの生地を
ソファに張ってもらった。

長年思い描いていたので、
完成してとても嬉しい。




今回の生地の名前はnereus。
ギリシャ神話の海神の名前だそうで、
その名にちなんだ同名の小惑星も
存在するらしく、なんとも壮大。


JOHANNA GLLICHSENのものに関しては、
初めて目にして以来少しずつ少しずつ
集めてきたので、今は毎日どこかしらで
目にする事が出来る。

驚くべきなのは、こんなに日々目にしているのに、
いつ見ても新鮮に映るということ。

そのパターンや配色は見る度に驚きがあり、
毎回新たな気持ちでその美しさをまじまじと、
時にはにやにやと眺めてしまう。


海神nereusは穏和で聡明な神であり、
変身と予言の力も持っていたという。

我が家のソファへと変身した海神から
いつの日か楽しい予言が聞けるかも
しれません。