Jan 26, 2014

Canvas and Leather

レザーシューズだと堅苦しくて、
スニーカーだとくだけすぎる。

適度な靴はないかと思っていた頭の中を
こっそりのぞいたんじゃないかと思わせる靴。




1950年代のドイツ軍のもので、
今ではすっかり定番となっている
ジャーマントレーナーの前身に
たるものなのだそう。


キャンバスのなんともいえない赤茶けた色が
野暮ったく見えて、それがまた魅力でもある。


じっくり眺めると底付けの仕様等は
当時の靴作りを見るようでおもしろいが、
さすがに60年前のソール、
返りは決して良いとは言い難く、
馴染むまでにはなかなか時間がかかりそうである。


心地よい靴に慣れてゆるんだ足元には
少々我慢と忍耐が必要になりそうだが、
足の運びに緊張を覚えつつ、
60年前に思いをはせて歩くのも
悪くはないと思う今日この頃です

Jan 5, 2014

Blue & White

我が家のあれこれで最も多い柄は縞である。

縦にしろ横にしろ縞柄にはついつい引き寄せられ、
またあちらも好みをご存知のようで
自然と手元に集まってくる。




この縞柄の布は、その跡も見られるように
細く畳んで祭りや神事に使用されていたそうで、
浅黄幕と同じ意味合いのものだと思われる。


浅葱色と白の潔い配色であるが、
所々でかすれてたり、色が滲んでいたりして
人の手を感じることができる。



清々しくて温もりのあるこの布、
1年の始まりに相応しいと思うのです。