Dec 15, 2013

Ryukyu

先日購入した沖縄の器は
白化粧のみの6寸皿である。




しかまファインアーツにて開催されていた
「琉球 松田米司作陶展 」 で出会ったもの。

今回の作陶展は沖縄の伝統的な技法と
かたちのものを制作されたとのことで
この6寸皿も19世紀の壺屋焼を再現したものだそう。
 
 
 

静かな佇まいであるからこそ、 
その力強さと繊細さがすっと入ってきて、 
ご本人の言葉にあるように沖縄のこころが
かたちに現れたとても美しい器だと思う。
 
 
 


手に取って眺めていると、いつの間にか
前のめりになっていることに気づく。
 
嬉々として器を眺めるのは毎度の事であるが、
この器の場合は頭も心もカラッポになって
ただただ吸い込まれるように見ている。
 
ひとつの色のはずなのに
たくさんの色が見えてくる、
そんな引力のある器なのです。