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Oct 17, 2023

POP-UP STORE 2023


achikochizのPOP-UP STORE vol.7を開催致します!


今回も昨年同様、大阪 本町の丼池繊維会館2Fにて、11月18日(土)& 19日(日)2日間の開催です。

(両日共に営業時間は12~18時までとなります)


器、オブジェ、ウエア、etc. 新旧取り混ぜた様々なものを集めました。

イベントに関する続報はAとCそれぞれのインスタグラムアカウント @paris_saisai と@4000000mt をチェックしてみてください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

Dec 3, 2022

Until next time !

 大阪 丼池繊維会館でのachikochiz POP-UP STORE vol.6 無事に終了しました!

予想をはるかに上回る多くの方々にお越しいただき、楽しすぎる2日間でした。

AとCそれぞれが集めるものも少しずつ変化しており、次はどんなものにアンテナが引っかかり、どんなものが集まるのか我々も予想がつきません。

来年 vol.7の開催を目指して、再びコツコツと集めていきたいと思います!

皆様、ありがとうございました。






Nov 21, 2022

POP-UP STORE 2022

3年ぶりとなるachikochizのPOP-UP STOREを開催致します。

今回は大阪 本町の丼池繊維会館2Fにて、11月26日(土)& 27日(日)2日間の開催です。








お馴染みの古い器やオブジェ類の他に今回はウエアを沢山用意しております。

イベントに関する続報はインスタグラムアカウント @paris_saisai@4000000mt をチェックしてみてください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。



Aug 11, 2022

Charade

先日ある人の膨大な切手コレクションを拝見する機会があった。幾重にも積み上げられたアルバムを眺めながら、そういえば自分もかつて熱心に集めていたのを思い出した。

熱心にと言っても小学生だった当時の自分に切手収集の奥深さを理解できるはずもなく、結局のところ「お気に入りの切手アルバムを恭しく開き」「切手をカテゴリーに分け」「先端が四角の切手専用のピンセットを使い」「指紋をつけないよう用心深くそーっと挟み込む」という一連の動作に情熱の殆どを傾けていたような気がする。

お小遣いから捻出したり、周りの大人に買ってもらったりして作り上げた渾身のアルバムは、結局2冊ぐらい完成したところで情熱も次第に薄れてしまい、いつの間にかアルバム自体も行方不明になってしまった。あの頃集めた切手はもうすっかり手元にないけれど、「集めたものを眺めてご機嫌になる」という今も続く収集癖の出発点は確かに切手だったと思う。

そういえばもう一つ、同じ様な時期に短期集中型で切手以上に熱心に集めていたものがあった。
小学生の頃、学校給食というのはパンであろうが白ご飯であろうが飲み物は牛乳だった。どんなメニューにも牛乳を合わせるのも驚きだが、当時の小学生たちが牛乳に付いている紙製のキャップをこぞって集めていたのはもっと驚きだ。
今思うとどうしてあんなものを・・・という戸惑いしかないが、その当時はレアな牛乳キャップを巡って多くの小学生が狂喜乱舞していたのだ。
例えば給食に出てくるような種類の牛乳キャップは流通数も多いので見向きもされず、フルーツ牛乳やコーヒー牛乳がレアものという位置付けで、ヨーグルトや地方にしか無い珍しいタイプを持っていようものならば皆から羨望の眼差しを向けられるのだった。レアなものや人気のあるものはその他のキャップ複数枚と交換されるので、おかげで対価や価値を学ぶことができたし、近所の牛乳屋さんに不要なフタを譲ってもらうという交渉術も身に付けられた。

「牛乳キャップ」で検索してみると、今もコレクションの対象になっているようで、懐かしいデザインを容易に見つける事が出来る。それにしても直径わずか3〜5cmの円形にメーカー名や種類、マークまで描かれていて、切手同様奥が深くて面白い。

さて今回私の手元にあるのは紙ではなく陶製のキャップ(蓋)である。


どれも英国のもので、TOOTH PASTE、TOOTH POWDER(歯磨き粉)、とAnchovy Paste(アンチョビペースト)だ。



蓋だけを集めてどうするか?という問いに答えは無い。
あるのはこれらを眺めてアンチョビペーストについて調べたり、歯磨き粉について思いを馳せる楽しい時間だ。
それにしても遠い異国でも「蓋だけ」を集める人がいるというのはなんだか心強い。
切手収集は今や世界共通だが、そう考えると紙製の牛乳キャップも同じように集めている人が世界にいるかもしれない。

切手が登場する映画といえば『Charade』(シャレード)だ。
オードリー・ヘプバーンの衣装の多くがジバンシイである事は有名だがこの作品も同様で(劇中に使われていたトランク類は確かヴィトンだったと思う)、特に最初のシーンで雪山をバックに登場する際の横顔のショットは強烈に印象に残っている。

映画のクライマックスで切手を鑑定した老紳士が「少しでも所有できたことが幸せだ」という趣旨の台詞を言う場面があるが、古いものを集めていると自分よりも長くこの世に存在する物に対して、あくまでも私自身は一時的な所有者にすぎないと痛感させられる。

切手もキャップも次の所有者に渡るまでわずかな時間しかいないから、今を存分に楽しみたい。

Oct 22, 2019

Spartacus


iPodを検索してみると「Love Theme from Spartacus」という曲が5曲も入っていた。
正確にはその内2曲はBill Evansの「Spartacus Love Theme」なのだが、どれも1960年のアメリカ映画「スパルタカス」のテーマ曲で、オリジナルは入っておらず、アーティストも違う。
これらの曲はそれを目的にダウンロードしたものではなく、集めたアルバムにたまたま収録されていたものなので、繰り返して聴いているうちに前にも似たのを聴いたようなというデジャヴが起こり、そこでようやくバージョン違いが5曲も入っている事に気付いたのだった。
映画本編を観たのもつい最近の事で、テーマ曲だけ何度も聴いた後に観るのはなんだか申し訳ない気分だったが、その作品は今では考えられない膨大な数のエキストラが登場する壮大な歴史スペクタクルで、主演のカーク・ダグラスがマイケル・ダグラスの父上だったり、監督が若き日のスタンリー・キューブリックだったりと、驚きと圧巻の197分間だった。

ここにくらわんか皿がある。
関西に住んでいると「くらわんか」はたまに耳にする単語だが、その正体について深く考えたことは無く、大阪を「なにわ」と呼ぶように、枚方地域についての呼称という程度の認識だった。それが「くらわんか碗」の存在を知り、色々調べるうちに身近な単語や地名とどんどん結び付いて、一気に気になる存在となった。しかしいざ探すとなるとなかなか好みのものを見つけることができず、やっとこのくらわんか皿を見つけた時はとても嬉しかった。白磁の鈍い白の上に鳳凰と宝珠が赤と緑で描かれているが、強すぎずむしろすっきり見えるバランスがとても渋くて気に入っている。





くらわんか碗(皿)はくらわんか舟で使われていたうつわ(もしくはそれを模したもの)の事で、くらわんか舟とは江戸時代に大阪・京都間を流れる淀川を往来する三十石舟相手に食べ物や酒を売っていた商い舟のことだ。ちなみに正式名称は茶舟で、煮売舟とも呼ばれていたらしく、時代劇に度々登場する煮売屋(今で言うところの総菜屋)の舟バージョンだ。

淀川蒸気船は明治元年の誕生で、京阪鉄道が開通するのは更に先のことなので、当時京都と大阪を結ぶ三十石舟は最もポピュラーな交通手段だった。最盛期には1320便、およそ9000人が往来したそうで、下りは6時間、川の流れに逆らう上りは12時間かかり、曳舟といって乗組員が岸から綱で引っ張っていたというから驚きだ。(料金も上りは下の倍以上したそうだ)
枚方は大阪と京都のほぼ中間地点であり、当時主要な中継港(枚方宿)で、くらわんか舟は停泊する三十石舟に横付けして商売をしていたらしい。そのかけ声は寝ている客までも起こす大声だったそうで「飯くらわんかい、酒のまんかい」(飯を食べないのか?酒は飲まないのか?の意)という乱暴な方言が名物となって「くらわんか舟」と呼ばれるようになり、あの東海道中膝栗毛や歌川広重の作品にも登場する。

三十石舟といえば落語も忘れてはいけない。庶民が京から大阪に下る道中の噺なのだが、現代も通じる大阪人から見た京都人の描写があったり、伏見人形が登場したりと何度聞いても面白い。演目が「三十石夢の通路」(または三十石)というように、今では1時間足らずの道中も当時は色んな出来事が繰り広げられたのだろう。そう思うと見慣れた淀川も随分違って見えるのだから、これもくらわんかのお陰だ。



Sep 8, 2019

Sweet November


手帳を持ち歩ける人になりたいと思う度に新しいのを購入する。ところがかばんを変えるタイミングでいつの間にか持ち物リストから外れてしまい、最初の方だけ気合の入った手帳が取り残される。思い立った時の決意とは裏腹に現実は程遠く、結局はスマートフォンと卓上カレンダー頼みの日々だ。
卓上カレンダーはいつも桂樹舎の芹沢銈介か小田中耕一の日本の手仕事カレンダーで、どちらかの型染めデザインを(時にはどちらも)飾るのが長年我が家のリビングの景色になっている。毎年、毎月趣向が凝らされた図柄は勿体無くて予定を書き入れる役割は担えないけれど、視界に入った時のなんとも豊かな気持ちと毎月末の入れ替え作業の楽しみには代え難い。

芹沢銈介は1984年に亡くなっているので現在販売されているカレンダーは復刻版だが、1945年から1984年まで製作されていたオリジナル版は運が良ければ骨董市や古書店で見つける事ができる。今回は表紙のデザインに惹かれた1975年版に出会えたので連れて帰ってきた。


だるまを見つけるとついつい手が伸びてしまう。

タトウを広げる瞬間が楽しい

誰かの生まれ年を探すも良し、今回のように表紙買いするも良い。12枚の中で気に入りの図案を見つける作業も楽しみの一つだ。しかもオリジナルはサイズも大判で37cmx28cと迫力もあり、和紙ならではの型染めの臨場感も真近に楽しめる。
今回特に気に入ってるのはこの4枚。

たけのこが中央に大胆に配されている5月。
成長の早いたけのこが水曜日と木曜日の間を割って伸びている。

いかにも6月らしい紫陽花の図柄、色数も抑えられていてしっとりとした印象。

中でも1番気に入っているのが10月のダミエ模様、OCTOBERの配置が良い。
モダンなデザインの下に咲く花はコスモス、ダリア、菊あたりだろうか。

柿と柘榴?が秋らしい配色で描かれているのは11月。
これも上下に分割された日付の配置がおもしろい。



11月といえば今年も119日(土)&10日(日)の2日間、神戸・岡本の「まめ書房」で出張ブロカント『アチコチズストア』を開催します。おかげ様で5回目となる今回、もちろんこのカレンダーも持っていく予定ですので、和紙に型染めされたこの凹凸感や手触りを実際に手に取って楽しんでもらえたらと思います。

『アチコチズストア』に関するお知らせは今後"A""C"のブログや paris_saisai 4000000mt のインスタグラムでも随時アップする予定です、是非ともチェックしてみてください。


Jun 23, 2019

Memory game


久しぶりに旅に出ていた。
時差ボケが無い(というか感じない)体質なのはこういう時にとても便利で、今回も日が昇れば目が覚めて、暗くなれば眠る日々だった(機中は夜と捉えている)。
この体質についてはいつでも何処でも眠れるのが最大のポイントだと考えていて、普段から電車でも昼休みでも15分ぐらいのフリータイムがあれば眠ってしまう。眠りのスイッチはいつでも側にあってそれを押せば直ぐに眠りの世界に入り込める。もしシエスタのある国に行ったらその習慣にだけは直ぐに馴染める自信がある。

なのでメキシコからやってきたこのトラケパケの小皿を見ると思わず口元が緩んでしまった、そこに昼寝仲間を見つけたからだ。

ソンブレロを被って昼寝をする男性の絵柄はメキシコのお土産物などでよく見るが、大体が仰向けで足を組んでいたり、体育座り(三角座り)の体勢が多く、うつ伏せ寝のタイプは珍しいような気が・・・。きっとよっぽど眠かったに違いない。

こちらも定番、ラバの絵柄。黒目がちな造作がそう感じさせるのか、少し寂しげでお疲れの様子だ。ベースの黒色がより一層物哀しさを強調してるような・・・。

最後はあぐらをかいて座る休憩中?の男性の後ろ姿、側に生えているサボテンの色がカラフルだ。ソンブレロと同じくメキシコと言えばのポンチョを着用している。3枚どれにも共通して言える事だが荷物を運搬するだとかのいわゆる労働的なシチュエーションでは無く、休憩中やシエスタ中であったりするおおらかさがメキシコらしいと感心してしまった。まあ他の国に目を向けてみると、呑んべえが描かれた絵皿もあるのだからシエスタ中なんて可愛いものかもしれない。

トラケパケはお隣のトナラと共に民芸品の生産が盛んな地域で、この絵皿もおそらく土産物用で現代のものというより少し古いものだろう(裏面には緩い筆致でmexicoとだけ刻印されている)。それにしても日本の焼き物ではあまり見られない色と組み合わせは、当然ながらおにぎりやお醤油よりもタコスやチリソースが似合うように出来ている。日本のものなら、おかきだとかの乾き物を載せても相性が良さそうだ。

トラケパケについて調べていたら今回の旅で見かけたのと同じ色とりどりの傘を飾り付けた風景を見つけた(毎年期間限定で傘や浮き輪を飾っているらしい)。単なる偶然なのだけれど思わぬところで同じ絵柄のカードを引いたような気分になって、またしても口元が緩んでしまった。




Nov 18, 2018

See you next time!!

第4弾 出張ブロカント『アチコチズストア』は無事に終了致しました。

ご来店いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、気持ちで参加いただいた皆様、
誠にありがとうございました。

次回も同じ頃に開店予定です。

今回のポップアップストアで初出しした物は今後ネットショップにて販売予定です。

今後ともACHIKOCHIZをよろしくお願い致します。



Nov 10, 2018

ただいま開店中

神戸・岡本の「まめ書房」にて4回目となる出張ブロカント『アチコチズストア』が11月10日(土)&11日(日)オープンしています。

アチコチズの"A""C"がこの1年見つけたものを中心に取り揃えた2日間だけのポップアップストア。色んな国の色んな選りすぐりを用意して皆様のお越しをお待ちしております。
お近くにお越しの際は是非ともお立ち寄りください。








ー出張ブロカント『アチコチズストア』ー
会期:20181110日(土)ー11月11日(日)
会場:まめ書房ギャラリー
住所:神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
    (阪急岡本駅 徒歩3分・JR摂津本山駅 徒歩5分)
時間:11時から19
*お支払いは基本的には現金のみとさせていただきます。



Oct 6, 2018

Catch me if you can


飛行機を身近に感じる環境で育ったので、今でもエアラインものを見るとついつい反応するのはもう逃れられない運命だと思っている。授業中、飛行機の音が聞こえる度にどの航空機が飛んでいるのか(こっそり)サインで伝達するのが小学校では流行っていたし、航空会社の種類や機体の型を沢山知っているだけで皆から一目置かれたものだ。なので今でも飛行機の音を耳にすると、自然とその姿を目で追ってしてしまう。

当時飛行機好きの仲間にはそれぞれに推しの航空会社があり、個人的なお気に入りはルフトハンザだった。ベースの濃い青色にどーんと黄色の円、その中央に左上を向いて飛ぶ鶴のマークが配されていて特に翼のデザインが格好良くてとても好きだった。同じ青×黄でもシンガポール航空のは意匠が強すぎてあまり好きではなく、シンガポール航空推しの友人とどちらが格好良いか言い合ったのを良く覚えている。またドクターイエローのように、見ると良い事があると言われていたのがタイ航空で、今考えると単に便数が少なかっただけなのだろうけど、次はどれが飛ぶのかと全校集会でも授業中でもソワソワと頭上を気にしていたものだ。

あの頃の自分にオリンピック航空について尋ねてもきっと首をかしげるだろう。何故なら当時日本にはオリンピック航空は就航しておらず、その存在すら知らなかったからだ。
あれからかなりの年月が流れ、ようやくオリンピック航空の存在を知ったのは機内食用のトレーがきっかけだった。それはメラミン素材で出来たシンプルで美しいデザインの食器なのだけれど、何よりもどれも少しだけ色がくすんでいるのが気に入っている。



このシリーズには製造元が幾つかあるようで、今回集めたものにはイギリスのDISPOWEAR社と日本のノリタケのものが存在している。

"NORITAKE JAPAN"の刻印は小さく控えめに。

こちらは"DISPOWEAR LONDON"と大々的に。

これは社名は無く"6"か"8"の刻印のみ。緑というより抹茶色なのが良い。

調べてみるとノリタケは1961年に日本で始めてメラミン食器を製造しており、その後他社に製造・販売を引き渡しているようだ。メラミン食器の材料となるメラミン樹脂自体は1938年にスイスで誕生していて、第二次世界大戦中にアメリカ海軍に使用されたのがきっかけで世界に広まったらしい。

機内用のアイテムは航空会社によって雰囲気も大きく異なり、それぞれの特徴を知るのはとても楽しい。あの頃は尾翼のマークに一喜一憂していたが、今ではその周辺に使われているあれこれにも一喜一憂しているわけだ。(11月に開催するポップアップストアではこのメラミントレーのシリーズを含め幾つかエアラインものを販売する予定です。)

もしタイムマシンがあるならば、あの頃の自分に会いに行って自慢気にこう話すだろう。
「オリンピック航空ってあるんやで。しかもマークは五輪ではなく六輪やねんで。」と。

Sep 30, 2018

出張ブロカント『アチコチズストア』2018

今年も11月10日(土)& 11日(日)の2日間、神戸・岡本にある「まめ書房」にて出張ブロカント『アチコチズストア』を開催致します。
第4弾となる今回も、バイヤー"A"と"C"が1年間それぞれに集めてきたものを展示販売致します。
服もバスクの陶器も大黒天も、白熊も猿も鹿も、色んな楽しいものを並べて皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

今後 "A" paris_saisai と "C"  4000000mt のインスタグラムでも販売するアイテムを紹介する予定です、是非ともチェックしてみてください。





ー出張ブロカント『アチコチズストア』ー
会期:20181110日(土)ー11月11日(日)
会場:まめ書房ギャラリー
住所:神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
    (阪急岡本駅 徒歩3分・JR摂津本山駅 徒歩5分)
時間:11時から19
*お支払いは基本的には現金のみとさせていただきます。

Jul 29, 2018

New Items

バスク模様のシリーズ、今回はHippolyte Boulenger-Creil-Montereau(イポリット・ブーランジェ=クレイユ=モントロー)のままごと皿3点をachikochiz shopにアップしました。

小さなサイズの中に広がる世界が魅力です。(通常の平皿と比べた画像もご参照下さい。)

詳細はこちらからどうぞ。







Feb 3, 2018

New Items

achikochiz shop にリトグラフとリノリウムカットを3点アップしました。
詳しくはこちらからどうぞ。
偶然にもどちらもドイツ出身のアーティストのものです。

まずは大胆な構図が印象的なドイツの Karl-Heinz Langowski のもの。
作品名は"Moderne Komposition" (モダン コンポジション)


同じ Karl-Heinz Langowski のもので、こちらはリノリウムカットの作品。
作品名は"Vorstadt"(ドイツ語で「郊外」等の意味)

リノリウムカットとは木材ではなくリノリウムを版材にしたもので、材質が柔らかいので彫り易く色が鮮やかに出る反面、エッジが立ちにくいという特徴があるそう。



最後の1枚はドイツの Rita Theis のもの。
作品名は"Auf korsika"(ドイツ語で「コルシカ島にて」という意味)

コルシカ島を検索してみると海岸に険しい岩々が並ぶ様子が現れ、百聞は一見に如かず、この作品の見方が一挙に変わります。

Jan 2, 2018

Happy New Year 2018

笑福萬来

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

(勅使河原敬 犬張子 1965)


Oct 15, 2017

And Then There Were None

アガサ・クリスティの作品「そして誰もいなくなった」には人形が重要な役どころで登場する。結末を知ってるくせに人形に降りかかる災難と展開をハラハラしながら読むのが毎回の恒例だ。

クリスティ作品では10体だったがこちらは11体、さつま人形である。
売り主の話では大名行列を模したものらしいのだが毛槍や駕籠、馬も見当たらないので完品かどうかは疑わしい。けれども一つ一つを手に取ってみると鋭い眼光とは裏腹に四角ばった姿が勇ましかったり微笑ましかったりと、あまりにも魅力的で完品かどうかはそのうちどうでもよくなってしまった。



彩色や小道具に対する細やかさとは裏腹に大切な島津家の家紋がかなりラフに見え無くもないが、それもご愛嬌。

それぞれの顔つきや装束の違いを見比べるだけでもなんと楽しいことか。中でもインパクトのあるポーズを飄々とこなす奴さんは存在感が抜群、個人的なイチオシである。

さつま人形といえば傍に犬を従えた西郷さんの「いかにも土産物」的なものを目にする事はあるがその他の種類、特にこのサイズ(9cm〜15cm)のものはとても珍しい。ひょっとすると趣味で作られた類のものかもしれないけれど、どういった経緯にせよとても丁寧に手をかけて作られている事は十分に伝わってくる。

ちなみにこのさつま人形は10月28・29日に開催されるポップアップショップ「アチコチズストア」で販売するもの。そういえば会場のまめ書房にはアガサ・クリスティのペーパーバックがディスプレイとしてさり気なく置かれていた。あの空間にこの11体が並ぶのが今からとても楽しみだ。