Nov 27, 2011

patterns

冬になると恋しくなる柄がある。
特にニットは冬の醍醐味でもあり、見ていると
早く袖を通したくなる。

10年以上前から愛用しているSWEDENのブランド
ANNA HOLTBLADのニット。
ウール素材だが、そこはさすが北欧のもの、
とても温かくて毎年冬になると登場する。

 
同じANNA HOLTBLAD のものでこれはシックな色合い。
色が違うだけでかなり違った印象。
またこの柄の部分は丸編みになっており、柄が途切れない
のも見ていてとても美しい。


これは冬の定番(雪柄)と柄の定番(千鳥格子)のコンビ。
柄のゴールデンコンビによる冬らしい雰囲気。
NUMBER (N)INE のニットパンツ。


Ralph Laurenらしいネイティブ柄のニット(カーディガン)。
渋みと深みのある色が早く着たい欲を誘う。


眺めつつ、コンポジションや色によってこれほどに
印象が変わるのだからデザインとは本当に面白いと思う。

そういえば冬のチェック柄も多かったような・・・。

Nov 23, 2011

tiny 02,03,04

いつも視界に入る所でちんまりと鎮座する
小さきもの。

頂きものの大分県の小鹿田焼の水滴。
(カラカラとも言える)
小さいながらも複雑な色合いで、見る方向で
雰囲気が変わる。
特にこの横方向からの眺めがお気に入り。
高さ約6.5cm


大正時代の香水瓶。詳細は不明。
背面に「録登匠意」(意匠登録)という刻印あり。
高さ約5cm


沖縄で見つけた水滴。(詳細不明)
ころんとした持ちごこちがたまらなく心地良く、
これもまた横顔が素晴らしい。


おちょぼ口と小さすぎる一孔は、まるで何かの
動物のような横顔。
ちなみに真上から見るとダース・モール
(スターウォーズ)のようにも見える。
高さ約7cm

小粒でもピリリと渋いもの、に弱いようです。

Nov 13, 2011

Ruska

寒い季節が良く似合うと(勝手に)思う器、
ARABIA社のRuska。


なのでこれからの季節になると自然と
登場回数が増える器でもある。

特にこの焦げた感じが好きで、物によって
色や雰囲気が全く違うところも気に入っている。


で、どちらかというと似たもの同士ではなく様子の
違うもの達が選ばれて我が家にやってくる。


寒くてつらい朝も、これに温かいポタージュ
とトーストを想像すると自然と起きる事が出来る。
ある意味目覚ましよりも頼りになる器なのです。

Nov 7, 2011

beautiful fabrics

京都市北区にある高麗美術館にて開催していた
「刺繍ポジャギとチョガッポ展」

閑静な住宅街にひっそりと、でも堂々と建つ美術館。
小ぶりな館内には様々なバリエーションのポジャギと
チョガッポが朝鮮陶磁と共に展示されていた。






ものを包んだり覆ったりするポジャギは刺繍を施した
「刺繍ポジャギ」と、端切れ布を縫いつないで1枚の四角い
布に仕上げた「チョガッポ」等の種類があり、用途としては
日本の風呂敷に似ているが、四隅に紐が縫いつけられて
いる物が多く、それが風呂敷とは異なる部分。

階級によってポジャギの素材や仕様が異なるのは日本や
他国の布と同じで、やはり絹や刺繍の凝ったものは限られた
階級のものっだったらしい。

刺繍ポジャギはヨーロッパのプリントやモザイク絵画、
沖縄の紅型を思い起こさせるものもあり、その多色使いの
繊細な美しさに目を奪われる。
一方、余り布や古着の端切れで縫い合わされているチョガッポは、
色と1つ1つの布の配列や布の枠(縁?)が美しく、照明に透かして
縫い合わせ部分を見せていた展示が印象的だった。
最終的に四角にならなかったのか無理やり布を継ぎ足したような
苦労の痕跡もあって、美しくもあり愛らしくもあった。


残念ながらまだポジャギは無いけれど、我が家にも美しい布が。


ラオスの少数民族レンテン族のもの。
眺めると不思議と落ち着く魔法の布と呼んでいる。


こうして布に呼ばれ、布を探す旅はこれからも続いていくのです。