安野光雅さんの絵本
フランス映画「リラの門」 の一場面が
モデルとして描かれている
どこかの国のある日の「 蚤の市」
ガンベルトや風見鶏という珍しいものもあれば、
陳列されている品々は実際の市で見る
形や種類のものばかりで、
足繁く通ったに違いない 。
また描かれる人々の様子も愉快で、
店先で思案する人、 店主と値段交渉をする人、
お酒を楽しむ人々、 腹話術に夢中になる子ども、
登場人物に紛れて一つ一つのお店や人を
観察していたら、いつの間にか時間は過ぎ、
ひと周りしたような達成感が味わ えるのです。