May 6, 2014

Urushi

ずらりと並んだ消漆の酒器。




華やかさに腰がひけてあまり縁のない漆器だが、
「ピン」ときたものは連れて帰ることにしている。

今回連れ帰ったものはシャープなかたちなのに
漆によってとろっと丸みを帯びている所が魅力で
何層にも塗り重ねられた黒色には奥行きがある。

注がれたものの温度を柔らかく伝えてくれるのは
木と漆ならではの感触。
まさに
撫でて良し、眺めて良し、飲んでさらに良し、
である。


ただし少し傾けるだけでスルりとお酒が入ってくるので、
少々キケンなうつわでもあるのです…。