けれども実際はせっかちで向いていないのも分かっている。
船に呼ばれた日に出会ったブリキ船を2隻。
どちらも昭和40年代頃の日本のもので、横顔がトリコロールカラーの
ものは前方にあるハンドルを廻すと動く仕掛けになっている。
煙突が赤×白のボーダーの方は、所謂ポンポン船と呼ばれるタイプで
船内を通る管に水を入れ、火の付いたろうそくを横にして入れると
まさにポンポンと音を立てながら水蒸気の圧力で進むらしい。
操縦する人物の表情も真剣そのもの。
玩具と言えども手が込んでいて、人物以外にも錨やハンドル、
メーターパネルの目盛りまでも細かく描かれている。
がしかし、こんなに凝った作りなのにどちらにも船名が無い。
船名が無いのならつけてしまおうと、目下頭をひねる毎日なのです。