Jan 15, 2012

Books at kyoto

冬の京都は寒い。
底冷えという言葉がぴったりすぎるほど、
それはそれは足元からしんしんと冷える。

そんな寒い京都へ本に呼ばれて行く。

下鴨神社で「さざれ石」をながめつつ
初詣をすませ、グリル生研会館で昼食。
ガラスブロックから光が射し込む店内で
美味しいポークチャップとコーヒーを
いただき一乗寺の恵文社へ移動。

恵文社では古本市が開催されていて、
いつも以上に時間をかけて店内をまわる。

あれこれ悩んで、最終的に購入したのは
1959年に発行された徳永正三著の
「ヨーロッパの風物と建築」

1957年に羽田から東周り(!)でコペンハーゲンに
降り立ち、その後3カ月間ヨーロッパ各国の建築や
土産物屋を廻った記録を記した旅行記で、今読んでも
旅の臨場感が味わえて面白い。


恵文社を後にして次は京阪三条駅近くの古美術街にある
古書店 Books & Thingsへ。
ここは以前よりアート関連の古書を集めていた元上司が
満を持して開業したお店であり、訪れるのをとても
楽しみにしていたお店。

京都らしい町屋の小さなスペースに、雑誌などで
知ってはいるけれど実際に見る機会の無かった洋書が
所狭しと並ぶ。
1冊手に取るとのその本にまつわる話が聞けて、
そこから自分好みの本を探して紹介してくれる。
そんな事の出来るお店が京都にできたのがとても嬉しい。


そしてまたしてもあれこれ悩みながら今回購入したのは
1956年に初版が発行された「Esquire Cook Book」

前菜からデザートのレシピは勿論、狩猟肉の料理方法や
コーヒー、ワインの種類に至るまで楽しいイラストとともに
詳しく記載されている。

肉の部位のページ。牛、子牛、豚、羊。(鶏はなかった)

サラダのページ。
英語なのでサラダぐらいなら挑戦できる、か?


今回選んだ2冊は「旅と食」。
やはり無意識に好きなものを選んでいるようです。