Jan 4, 2012

OKINAWA

昨年末のこと、久しぶりの沖縄探訪。

3年ぶりの沖縄は通っていたお店が無くなっていたり、
新しいチェーンストアが出来ていたりと多少の変化は
あるものの、おおむねいつも通りの緩い時間が流れていた。

旅の楽しみの1つでもあったのが読谷山焼の陶器市。
以前に比べて陶器市自体が大規模になっていて、人出の多さに
驚きつつ早足で各窯のものを見る。
人出が多くなったと言ってもこんな風景があちこちに。


共同の登り窯。天にも続きそうな美しい横顔。


今回は頼まれ物が多く自分用は殆んど購入出来なかったけれど、
また来ればいいさ~と沖縄が言ってくれている気がして、
その緩く温かい空気にまた触れに来ようと心に誓う。


バタバタの合間にそれでも見つけたもの。
横田屋窯の香合。ごろりとした感触につられ。
高さ約6cm


大嶺實清窯の小鉢。釉薬が作った偶然の模様が美しい。
高さ約5cm、直径約5cm


山田真萬窯の6寸鉢。「縞」を描く息遣いが見える。



上記の縞模様の鉢を眺めていて思い出したものが
3年前、同じ陶器市で手に入れた尺皿。
結局この手(縞)のものが好きなのだなあと、
変わらない自分の好みを思い知る年の始めです。