こんもりと愛らしい横顔。
1903年に創業したオーストリアの
Muhlbauer のフェルト帽。
堅牢そうな容姿だが、実際にかぶってみると
良い具合に頭になじんで、しかもあたたかく
冬場の頼れる相棒である。
緑色のフェルトと羽飾りはオーストリアならではの
チロル帽を連想させ、どこか牧歌的である。
まあるいクラウンと小さなツバの不思議なバランス
も愛嬌がある。
その横顔を眺めているとだんだん生き物のように
見えてきて、時々こっそり動いているのでは
ないだろうかと密かに思っています。