小さな宇宙にも様々な意匠があり、
これが集めてみると奥が深い。
今回はスウェーデンのものを。
左の本型のタイプは皆さん表紙を開けてみようと試みたのだろう、
エッジの部分がやたら毛羽立っているのを見つけて
考えることは世界共通、と感じる。
ちなみにこのマッチ箱は1953年のストックホルム市700年祭のもので
表紙〜背表紙はスチール、周りに革を被せるという手の込んだもの。
完全にジャケ買いであったマークが印象的な右奥のものは
調べてみるとストックホルムに今もある素敵な Hotel Foresta
のものということが判明。
しかしながら今はこのマークは使われていない様子・・・残念。
紫の頭薬が美しい右手前のものはスカンセン野外博物館に今もある
レストラン SOLLIDEN のもので、描かれたイラストのさらり感と
裏面の SOLSTICKAN の有名なイラストとのコントラストが面白い。
マッチ箱は広告的役割のものが大半で、インパクト優先のデザインで
情報量も限られる。
それら少ないキーワードを調べながら当時の様子を思い浮かべるのも
マッチ箱収集の楽しみである。
こちら我が家の定番品。
マッチ箱にしておくのは勿体無いぐらいのインパクトです。