先日、目の隅に引っ掛かったもの。
江戸時代の安南写し。
絵柄と地色のコントラストと、
釉薬と素地のコントラスト。
その具合が面白い。
釉薬が掛りきっていない所は
その部分だけ別の空間。
そして絵柄。
鹿と
鼠
鼠と言えば十二支の競争で1番乗りした「子」。
対して鹿は13番目だった為、十二支に入る事が
できなかったとか・・・。
何を意図として鹿と鼠の絵柄なのか真相は不明だが、
そんな2匹が一緒に描かれているのも楽しい。
この鉢の中ではさえない表情に見える鼠に対し、
鹿は晴れやかな立ち姿(に見える)。
と、物語を勝手に考えるのも楽しみの一つなのです。