Jan 12, 2015

three birds

新年のご挨拶に引き続き、日本の鳥を3羽。



どれも九州の郷土玩具
せっかくなのでひとつずつご紹介。


まずは黒色が印象的な肥後梟笛
最初見たときは黒猫と思い込んでいた・・・失礼

後頭部に空いている穴に息を吹き込み音が出る
(鳩笛等と同じ)仕組みで、阿蘇山周辺に多く
生息する梟を模したもの。
土のひんやりとした手触りところんとした形が
なんとも愛嬌がある。


続いて雉子馬
九州のいくつかの地域で生産されているそうだが
これは熊本の人吉のもの
鋭い目に荒削りな造形がいかにも速そうに見える。



最後に宮崎のうずら車
横顔の飄々としたところや
ぼってりとした姿形が魅力的。
雉子車とは違い引っ張るというより
押して動かす仕様と思われる。


三者三様ならぬ三羽三様。
なかなか良いトリオだと思います。



Jan 1, 2015

Dec 31, 2014

a book

年の瀬の幸運な見つけものをここに



柚木沙弥郎 作品集 1984年 用美社


前年に開かれた個展の作品を中心としたもので
ゆったりとした構成の為、どの作品もいていきいきして見える



見返しとのコントラストも楽しい




途中紙質が変わり、柚木さんの文章とともに
蒐集したものが掲載されていたりと
一冊でいくつもの表情がある






柚木さんの作品では特に人物モチーフのものが好きなのだが
やはりこの作品集にもさまざまな人物が登場し
どの人物も飄々とした風貌ながら目 ヂカラがある




表紙に登場する人物の存在感!!


美しいものを眺めながらの年の瀬
彼等のように軽やかさと強い目ヂカラの共存を目標に掲げ
新年を迎えたいと思います


Dec 13, 2014

achikochiz




2014年12月12日12時34分、『achikochiz』なるWEB SHOPをひらきました。


古今東西アチラやコチラでこれまで見つけたものと
これから出会う愛すべきもの
日本やアジア、ヨーロッパからやってきた
古きも新しきも道具もオブジェも
一緒くたにして陳列するお店です。

皆様、何とぞご贔屓に。

お店: http://achikochiz.com
Twitter : https://twitter.com/achikochiz



店主敬白



Nov 12, 2014

green glaze

はじめての色である。





アフガニスタンの古いものだという鉢は、
緑釉の美しさと素朴なぬくもり溢れる素地との
コントラストがとてもおもしろい。


特に高台周辺の手作業の形跡は微笑ましい限り・・・。


手に入れたは良いが、なんせはじめての色なので
合わすべきもので思い悩んでいる。


と言いながら、内心とても楽しんでいるのですが・・・。


Oct 26, 2014

Česko

この1週間、愛用品と愛読書が偶然にもチェコのものであった。


愛用品はチェコ軍のパジャマシャツで、
11月を目前にしても陽射しが強い毎日、
上に下に重ねられるので重宝している。
襟裏のナンバリングも良い感じ。


パジャマだけに肌への当たりが考慮され、
チェコ特有の糸ボタンが使われているのもニクいところ。


糸ボタン以外にもガラスボタン等、チェコのボタン界は深くて広い・・・。


一方愛読書は、いとうせいこう氏の影響による
カレル・チャペックの『園芸家の十二ヶ月』の新訳本。
(訳:栗栖茜 海山社)



85年前も今と同じく園芸家はホースと格闘し
天気に一喜一憂していた様子はとても微笑ましく、
チェコも日本同様に四季があるので違和感無く読み進められる。

装丁は和田誠、挿絵はチャペックの兄ヨゼフ・チャペックによるもので、
読むのも見るのも楽しい一冊。



本によると10月は春が始まる月であり、植え付けと植え替えの月らしい。

さて、何を植えましょうか。


Oct 5, 2014

Babaghuri




Babaghuri  と名づけられた美しい石の本は2005年に清澄白河にある
ババグーリ本店で開かれた展示会の際に製作されたもの。



展示会ではこれらの美しい石がショーケースに並べられ、
会場にて手渡される虫めがねで見るという形式。

石を前に来場者それぞれがファーブルよろしく頭を上げ下げしなが
眼をこらして見る様子はなんとも楽しくて、今も鮮明に覚えている
展示会の一つである。



この本に寄せられたヨーガン・レール氏の一文がとても好きで、
氏の創造するものを見るたびにいつも思い出す。


ヨーガン・レール著 Babaghuriより抜粋

「これまで私は石を見つけ、石を愛でるために様々な場所を訪れてきた。だがどの場所も石もラタンプールとは比べものにならない。とは言えすべての場所がそれぞれ異なっており、どこへ行っても新たな種類の美に出会う歓びで有頂天になる。もっとも、その度に穏やかならぬ思い、自分を卑下したくなる思いが私の胸をよぎる。その思いとは        どうすれば新たなものが創造できるというのか、どうやってデッサンしたりデザインすればいいのか、私たちが何をしようが、いたるところの天然自然の中に存在する完璧さと美しさにはかないっこないのに。
ヨーガン・レール」



その厳しくも真摯な姿勢をずっと忘れずにいたいと思います。